腰椎分離症
- 21歳男性 腰椎分離症
- 私は21歳の男性です。一週間ほど前から左足臀部から大腿部にかけて痛みを生じ立ったり座ったりする時に特に痛みます。近所の病院へ行ったところ第五腰椎分離症による坐骨神経痛と診断されました友人の理学療法士に訊ねたところそれはもう治らないといわれました。私は一生この痛みとつきあっていかなければならないのでしょうか、また整形外科の治療で治すことができるのでしょうか、そして日常生活の中でやった方がいいことまた、してはいけないことがあったら教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
- 腰椎分離症について
- 腰椎分離症の原因は腰椎の発育途上において何らかの原因による腰椎峡部の癒合不全から起きる場合と後天的なストレス(外力)が原因で発生する場合とがいわれています。一般的には躯幹の運動による腰痛が主体で坐骨神経痛が伴うことは稀ですが無いことはありません。しかしMRI等で椎間板ヘルニアの有無はチェックしておいた方が良いでしょう。腰椎分離症の患者さんは比較的多く、一流の野球選手などスポーツマンにも結構居るようです。従い、普通は無理さえしなければ日常生活には差し支えはなく運動も特に制限しないで良いでしょう。痛みというものは特別な場合を除き、いつまでも続くということはなく、必ず緩快するものです。しかし、痛みが辛い場合は薬や注射や理学療法の他にコンパクトなダーメンコルセットや腰椎バンドなどの固定帯をすると楽になります。腰痛や下肢痛が辛い時は運動は差し控えて、早く痛みを治すことです。症状が強く日常生活が長期にわたり支障をきたす場合は手術を考慮することも有りますが、稀なものです。
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