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当院は、祖父の代から約75年間、地域医療に携わってまいりました。
1947年（昭和22年）北八番丁（現在の柏木）に祖父が開院した「嘉数内科小児科」を前身とし、1979年（昭和54年）父が現在の場所にかかず整形外科を開設致しました。

私は幼いころから祖父、父の背中を見て育った三代目となります。生まれも育ちも仙台市、学校も八幡小、仙台一中、仙台二高出身です。子供の頃からスポーツが大好きで小中学生の頃はサッカーで優秀選手に選ばれたほどです。高校では空手部、大学では体育会系のスキー部に所属し、勉強よりも運動を真剣にやっていた時期もありました。

そんなことから、診察では自らの経験を生かしながら、成長期に生じる子供たちの運動時の痛みや、スポーツとの関わり方について、より適正なアドバイスが出来るものと自負しております。私の二人の息子たちも、小学校から高校までずっと野球一筋、野球漬けの日々を送ってきました。その親を長くやってきましたので、同じように子供たちを全力でサポートしている親の気持ちをよく分かっているつもりです。成長期の誤ったトレーニングは大切な将来に響く危険性もあります。子供たちの身体を守るのは周りの大人たちの責任だと私は思っています。心配なことがありましたら是非気兼ねなくご相談ください。お役に立てれば幸いです。

整形外科は運動器疾患のプロフェッショナルです。主に怪我や加齢による四肢、体幹の機能障害を治療する科で、治療には一般的にお薬、ギプス療法、装具療法、手術、リハビリテーション等がありますが、当院では特にリハビリテーションに注力しています。なぜならリハビリで多くの運動機能を向上させることが期待できます。高齢化が加速する地域社会において、その役割は非常に大きいと考えているからです。

当院には理学療法士6名、運動器セラピストが4名常勤し治療にあたっています。手術だけでは機能回復は望めません。リハビリとセットで初めて治療効果が見込めます。

また当院では、他院で手術を行った患者さんの術後リハビリの他、様々な理由で手術を受けなかった多くの患者さんが、運動機能、生活活動レベルを維持するためにリハビリを受けておられます。整形外科ではありますが、脳梗塞などの麻痺に対しても積極的に関わっております。リハビリで運動機能をアップさせたい、生活の質を向上させたいとお考えの方は是非ご相談ください。

かかず整形外科はリハビリセンターのような大きな病院ではありませんが、この地域に根ざし、地域の人々がいつまでも元気でいられるよう、運動器のプロとして真摯に治療に当たっていく所存です。是非一緒に元気で楽しい未来をつくっていきましょう！

院長 嘉数 太郎