肩のひねる動作について

リハビリ日記11月号

前回は腕を上げる際に関わる背中や胸のストレッチ、筋力トレーニングについてご紹介しました。                  今回は 引き続き肩の ひねる動作 についてご紹介します。

・背中に手を回せない (エプロンの紐を結ぶ、ベルトを通すのが大変)                               ・ズボンの上げ下げ時に痛みが出る (ポケットの出し入れ時など)                                 ・物を取ろうとした時に痛みが走る… 

このような症状がある方は、主に腱板という4つの大事な筋肉が関与していることが多いです。                    これからご紹介する2つの方法でセルフチェックしてみましょう。

その1

        

 

       

① 脇に肘をつけて固定する。                                                    ② 肘を支点に外側に動かすイメージで広げます。【参考角度】 外側60°                               ※ 特に手首を動かさないように注意します。 

③ 同様に内側に閉じる動作も実施します。【参考角度】 内側80° 

 

その2

➀ 壁に背をつけて肩を90°開く。                                                ※ 仰向けに寝ると、余分な力が抜けて実施しやすいです。

② 肘を支点に内側、外側に動かす。                                              ※ 特に手首、肩甲骨が動かないように注意します。

いかがでしたか? 

・運動範囲が狭い ・左右差がある ・動かしにくい、痛みがある 

このような症状がある方は日常生活に影響が出ていなくても、筋肉の硬さや筋力が弱っている可能性があります。           次回は、関与する筋肉のストレッチ、筋力トレーニングについてご紹介します。

かかず整形外科 リハビリテーション科

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