先月に引き続きリハビリ日記担当近藤でございます( ^)o(^ )
暑さが続きバテ気味ですが、
今回も頑張っていきたいと思います。
今回は立ち上がる動作の続きです。
動きをより詳しく解説します。
「立ち上がり」の復習とまとめ
○初めに、立ち上がりの動作は3つの動作に区分します。
➀「重心の前方移動期」
➁「殿部離床期」
➂「重心の上方移動期」
3つの動作を➀から順番に詳しく紹介していきます。
➀重心の前方移行期
ポイントは「重心を両足に乗せること」
体を前に倒して、重心をお尻から両足に移動します。
○背中を丸めているだけだと重心がお尻のままで足に乗りません。勢いだけで反動をつけると前のめりや倒れる角度が足りずに不安定になる可能性があります。
○体を前に倒しにくい方は足を手前に引きましょう。重心が乗せやすくなります。
○足を手前に引けない方は、膝や足首の動きが硬いかもしれません。
→過去掲載の【足のストレッチについて】をご参考ください。
➁殿部離床期(➀からお尻が浮くまで)
ポイントは「足の連動した動き+足の前の筋肉」
脛の前の筋肉で体が前に倒れこまないように全体を支え、
太ももの筋肉で伸びあがります。
膝と足首が連動した複雑なメカニズムが働きます。
○お尻が持ち上がりにくい方は、➀で前への重心移動が足りていないか、筋肉が弱っているかもしれません。
→過去掲載の【足の運動について】
【膝の運動~スクワッド編】をご参考ください。
➂重心の上方移動期(➁から股・膝関節が伸びあがります)
ポイントは「歩幅+太ももとお尻の筋肉」
重心がしっかり両足の中にとどまることで安定し、
膝が伸びきることができます。そして太ももの筋肉に加え、
最後はお尻の筋肉も意識しましょう。
○ふらつきやすい方は➀の座っている姿勢で歩幅を広くとると安定しやすいです。
○膝が伸びにくい方は筋肉が弱くなっているかもしれません。
→過去掲載の【足の運動について】
【膝の運動~スクワッド編】をご参考ください。
-最後までご覧いただきありがとうございました(人 ‘ ▽`)
立つのが大変な方は順を追って自分がどこか苦手かを意識できると解決できるかもしれません。
(➀の動作が苦手だとそれ以降も連鎖的に影響を与えるので順に確認しましょう)
来月からは写真のモデルになってくれた同期がリハ日記を担当するのでお楽しみに!
かかず整形外科 リハビリテーション科