久しぶりのリハビリ日記となります。
今回からは日常生活での腰痛の予防・改善のために、
・腰に負担のかからない基本の姿勢
・腰に負担のかかる「悪い姿勢」
・姿勢のセルフチェックと腰痛予防エクササイズ
について何回かに分けてお話をさせて頂きます。よろしくお願いします。
まず最初に「正常」と言われる姿勢を見ていきましょう。
このように背骨は頸椎・胸椎・腰椎で構成され、
頸椎と腰椎は前に凸、胸椎は後ろに凸の形状をしております。
我々人間の身体はこのS字カーブがあることにより、
・2足歩行をするために重い頭部を一番高い位置に置き支えられる
・地面などからの頭への衝撃を緩和しながら、頭を支えている
・内臓の適切な位置を保持できている
余談ですが、犬の背骨は上の図のようになっています。
二足歩行の人間と違い、四足歩行の犬は重力を受ける場所も違うので彎鋸している部分もかわります。
背骨の数も人間と違うんですよ。
我々人間はこれらの背骨の一つ一つがしっかりと動くことで、我々は腰痛を引き起こさない滑らかな体幹の運動を行えているわけです。
では、次に「悪い」とされている姿勢がなぜ腰痛を引き起こしやすいかお話ししていきます。
まずはじめに以下の悪い姿勢の図を見て見ましょう。
このように体幹が丸くなるような悪い姿勢に中には
①のように胸椎が主に曲がっていて腰椎が反っている姿勢と②にように胸椎と腰椎両方が曲がっている姿勢があります。
また、このように体幹が丸くなるような姿勢では、股関節や膝関節も曲がってしまうことが多く、腰だけでなく他の部位にも負担を掛けてしまいます。
姿勢が重要である事がわかって頂けたのではないでしょうか。
次回のリハビリ日記では、①・②のような悪い姿勢を改善するための運動方法をご紹介したいと思います。