肩の病気「肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)」について②

皆様、おばんです。理学療法士の西海谷です。前回に引き続き、肩の病気「肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)」について時期ごとに大事なことについてお話します。

1.炎症期

この発症したばかりの時期では、夜間時や安静時にも痛みがあり痛みを多く・強く感じるため、できるだけ痛みが出ることを避け、いち早く痛みの軽減を目指します。

この時期に無理をして痛みを悪化させてしまうと、治癒過程が長くなってしまったり、肩の可動域が狭くなってしまう可能性があります。そのため、安静が第一といわれています。

ここでは、夜間の強い痛みをできるだけ軽減できる就寝時の楽な姿勢をご紹介します。

2.拘縮期

この時期では、痛みが炎症期に比べ軽減してくるものの、肩の関節の動きに徐々に制限を感じます。動きの制限により日常生活に支障をきたすことがあります。そのため、肩の可動域制限を改善または悪化させない目的で、出来る範囲の動きは少しずつ動かすようにしていきます。※ただし、痛みが強く感じるようなことは症状を悪化させることがあるため、控えましょう。

3.回復期

この時期では痛みも更に減ってきます。そのためより積極的に肩を動かし可動域の改善を目指します。

次回のリハビリ日記は12/6(月)更新予定です。

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